2012年10月30日

The North Pole refrigerator/北極の冷蔵庫




☀ 20℃

ここ一年くらい、身の回りのものや心の中のいらないものを
削ぎ落としていたら、何だか本来の自分が徐々に分かってき
たよに感じるんだ。

本当に描きたいことも見えてきたし、好きな音楽や映画も意
外なものだったことに気づいたしね。

カラフルな紙についた絵の具は目立たないけれど、真っ白な
紙についた絵の具は目立つよね。そんな感じ。


それで、よく修平はデッサンなんて勉強しない方がいいって
言われるけれど、それっていうのもデッサンにこだわったら
絵に自分が出なくなってしまうからってことなんだよね。

水彩絵画の描き方の本の通りに描いた絵、みたいな感じ。
そんなのって全く自分が出ていないんだよね。

ものや考え事をもちすぎればすぎる程、それのことに溺れて
自分自身がどんどん見えなくなってゆくんだよね。


でもぼくがこれから描いてゆきたい絵には、どうしてもデッ
サンやデザインの要素が必要になってくるんだ。

それでどうしたらいいかって考えて、一つの結論に達した。

それはデッサンやデザインの要素を道具としてではなくって、
ぼく自身の一部にしてしまえばいいんだってこと。

あんまし上手くはいえないんだけど、剣としてではなく筋肉
としてしまえば、どんなに身につけたとしてもそれはぼく
の絵でしかないんだ。

あれ? 生まれつきですけど? みたいなネ w


修平